アウトドアのシーズンがやってきたけれど、ウイルス感染が不安。そんな中でも、感染対策をしっかりと行い、テラスなどの開放的な空間で行うバーベキューなら安心して楽しめるという方も多いのでは? そこで今回は、新しいバーベキュー文化の発展を目指す「日本バーベキュー協会」会長・下城民夫さんに、WITHコロナ時代の新しいバーベキューの楽しみ方を教えてもらいました。ぜひ参考に、気兼ねなくバーベキューを楽しんで。
仲間うちのバーベキューでは堅苦しく「主催者」を決める必要はないけれど、進行役としてのホストを決めておくと、会場の予約やお金の管理など何かとスムーズ。ホストはバーベキュー当日の役割分担を決めるほか、現場で検温など参加者の健康チェックができるとベター。
いまや、外出時のアルコール消毒液はマスト。役割分担をする際に、アルコール消毒液やスプレーを持っていく人を決めておくのがおすすめ。
当日は、事前・事後・途中とタイミングを問わず頻繁にアルコール消毒を。手や指だけでなく、まな板や包丁、トングなど、複数の人の手に触れやすいものは、こまめな洗浄・消毒を心がけて。
一人ひとりがお皿やコップ、箸など食器・カトラリー類を持参することも感染リスクを抑える行動のひとつ。使い捨てのお皿やコップのようにほかの人のものと間違うこともなく、後片付けもラクラク。
ごみ削減にもつながったりといいことづくめなので、ぜひお気に入りのアイテムを持参して楽しんで。
屋外や換気のいい場所であっても、会話をするときは十分な距離を保ち、基本的な感染防止対策であるマスク着用は必須。
飲食時にマスクを外すときもそのままテーブルに置いたり、ポケットに入れるのではなく、マスクケースやファスナー付きビニール袋などに入れて保管するのがマナー。
ついつい楽しくて、長時間になりがちなバーベキューだけれど、感染予防の観点からも参加者は4~6人以内、所要時間も3時間以内がベター。終わりのタイミングは進行役が「そろそろ・・・」と呼びかけたり、フルーツなどのデザートを用意しておくと、自然な流れで終わることができそう。
下城さん曰く、バーベキューは“無礼講の宴会”ではなく、大人が集うパーティー。安心安全を心がけ、お互い を思いやり合いながら、記憶に残るようなとっておきのバーベキューを楽しんで!